ブラック業界

住宅営業は本当にメーカーに"洗脳"されているんです!ご注意を!

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ネットなんかでよく言われていることの1つ。

住宅営業マンはメーカーに洗脳されているから信用しない方がいい。

こういうのがありますね。

流石に信用されないと困るし悲しい。でもハウスメーカーの営業マンが洗脳されているということについては私の経験上「本当にそうである」と言わざるを得ません。

その理由と実際にあった例について書いて行きます。

メーカーは都合の良いことしか教えない

まず第一に、営業マンはほとんどが住宅の素人です。

住宅知識がある人は施工や工務に回ります。
家を売る人間は「売るための知識」しか持っていません。なので、本当の意味で住宅の作りについて理解しているわけではありません。

メーカーから売るのに都合の良い情報だけを与えられており、それを完全に信じ切っている人が半数以上だと思って下さい。

私はネットで自社の悪口や他社との比較を敢えて見て回ることや、本当に知識がある人と「実際どうなのか」という話をして「自社で教えられている以外の情報」を自発的に収集するのが好きでした。それが仕事の役に立つと考えたからです。

その結果、言わなくて良さそうな弱点や欠点が、営業研修内容にはほぼ含まれていないことが分かったのです。

他にも他社製品の性能を低めに見積もり、自社製品の性能を高めに見積もって大きな差があるように演出していたりと、嘘ではない範囲で「都合の良い情報」だけを叩き込まれているというのが一目瞭然でした。

営業マンはほとんどが素人だから「そういうもの」としか思うことができません。

工務系の人間に話を聞いたところ、現場経験の乏しい大学の建築学部で学んだ程度の知識でも、思わず鼻で笑ってしまうようなことを言っているんだとか。それを熱心な目でメモして聴いている新人営業マンは、滑稽に映るとも言っていました。

私のように疑ってかかる性格の人間は、実は営業畑にはあまり多くありません。なので、こういうメーカーの情報改竄に気付くことすらなく、自分たちが浅い似非知恵を披露していることにも気付かないまま日々お客さんと向き合っている者がほとんどです。

無自覚に嘘を言っている営業マンもいる

誇張表現ならまだ良い方。
実は、嘘を教えて営業マンに喋らせているメーカーもあります。

特に格安ローコストメーカーの営業マンが言うことなんかは要注意です。
格安のメーカーは住宅性能に取り得がない(格安なのが取り柄)ので、性能が高い他社製品と戦う方法が相手を貶める以外にありません。

つまり悪口を言いまくらなければならず、場合によっては嘘を吹き込まれていたりします。こわいですね。

メーカーが嘘を教えているというより、営業マン同士で嘘がまことしやかに語られてしまっているという感じでしょう。伝言ゲームのようなものです。悪口を平気で言う体質だからそういうことになるんです。

自分のお客さんと話していると「ここのメーカーはこういうところが良くないからやめた方が良いと言われた」という話をされることが稀にあります。

だいたいそういう時に出てくる内容は見当外れな憶測か大嘘です。

住宅営業マンの言う悪口には嘘もかなり多いです。それを彼らも嘘だと思わずに喋っていることもあります。本当に気を付けてほしいです。

良いことは信じてあげてください

しかしながら、営業マンの言う良いことは大概信じて良いと思います。
誇大すぎる広告活動をしていると、現実との格差でクレームになって大変なことになるからです。ハンバーガーやお弁当とはわけが違います。

住宅は性質上やり直しが効かないので、そういった事態は絶対に避けたいです。
なので、できないことをできると教えているメーカーはあまりないと思います。

良いことは良いことと捉えてください。
ただし、悪いことがないということも有り得ません。

良いことの中には悪いことも潜んでいるもの。
ですから、自社製品の良し悪し両方ともを語れない営業マンは、残念ながら勉強不足か洗脳されすぎてしまっているかのどちらかです。

悪いことを全く言わない営業マンと、悪口ばかり言う営業マンはちょっと怪しいですね。

まとめ

前述した通り、住宅営業マンには疑り深い人が少ないです。

人の心の内がよく分からない人の方が圧倒的に多いですし、そうやってズケズケと相手のプライベートに介入できる人の方が上手く行きます。

だから、会社から与えられた情報も実直に信じ込んでしまう真面目な人(単純とも言う)が多いわけです。実際私のようなタイプは「本当は違うらしいんだけどな…」と思いながら話してしまうことも多く、いつも苦労します。これは営業の仕事にはいらない苦労です。

メーカーもそういう人を選んで営業として採用しますから、コントロールは容易です。そういう意味で、住宅営業マンは知らず知らずのうちにメーカー側に都合の良い情報だけを与えられた「正しい知識を持たない者」に仕立て上げられてしまうのです。

メーカーを回る際は、そういう人達に注意して内容を聞いて、「こんなはずでは…」がない家作りをしてください。

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