ワガママお客

お客さんに「普通はできますよね?」と言われますが「普通」ってなんですか?

投稿日:

ワガママなお客さんとお話ししていると

「普通はありますよね?」
「普通はできますよね?」

と言われること本当にすごく多いんですが、「普通」ってなんですか?

メーカーが決めたことが「普通」では?

住宅メーカーっていうのは、色んなお客さんと接した結果OKなこととNGなことを分けています。それを踏まえて別途料金がかかるものを設定しているんですよ。

一般的に考えて最もトラブルが少ない決め事で動いているはずなんですけど、それを否定して「普通」を語ってくる人ってどうなんですかね?

これに対して「いやメーカーが一番損しないようになってるんでしょ?そんなの信用できない」と言いたい方がいるのも分かります。実際そういう側面もあります。ありますが、「普通」を語ってくるお客の意見はだいたい「普通」じゃないです。

メーカーの方がよっぽど「普通」を理解して色々な決め事をしています。
だってそういう人がゴネてくるのに対応するために決まりってのが作られてるんですから。

メーカーが損しないようにとは言うものの、基本的にはどこも経営に必要なお金しか要求してません。必要な利益を必要なように取ってます。

逆に住宅を買いに来るお客さんには「一生に一度だから」という理由で無理を通そうとしてくる人が本当にたくさんいます。でもメーカーからしたら毎日の仕事なので全員のワガママを聞けません。

それらを全部丸腰でスルーしてたら会社が潰れるから無理です。そういうものだと思ってほしいですね。

育ちの違いで「普通」が変わる

人に共通しているのは、みんな自分を普通だと思っているということ。

ワガママな人はそれが「普通」で生きてきたし、何も言わない善良な人はそれが「普通」で生きてきてると思います。

現に良いお客さんに「ワガママの普通」をクレームの一例としてお話しすると「え~、普通はないですよね~?」と言われることが多いです。「育ちが違う」とはこういうことを言うのでしょう。

「私たちが普通だということを業者に伝えてほしい」という要望を持ってくる人もいます。そういう人の言ってることだいたい普通じゃないです。普通な人はそういうこと言いません。

メーカーにとっての「普通」はもちろん、書いてあることを書いてある通りに受け入れてくれる人、無理を言わない人、ワガママを言わない人、要望を言う時に申し訳なさそうにしてくれる人、本当の意味で対等なビジネス関係を理解している人などです。

そんな都合のいい人いないって?いるんですよたまには。
そういう人ばかりになってくれたら良いんですけどね。

まとめ

とにかく「普通こうですよね?」って言ってくる人は皆嫌いですね。

こっちは「普通そうじゃないです」って言えないですもん。それって「ええ、あなたは変な人です」って言ってるのと同じですし、どんな嫌な客でもなかなか言えないですよ。お客さんはお客さんなので。

「決まりなので」とか「ないものはないです」と言うしかないんですけど、どうしても双方それだと納得して終われずモヤッとしてしまうことが多い。変なこじれに繋がりやすいのです。

なので本当に汚い言い方だなと思ってます。
打ち合わせの際に「普通」とか「常識」って言葉を使う時は本当に気を付けてください。悪気が無くても良い印象は残りません。

無自覚に相手を苦しめているかもしれませんよ。

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-ワガママお客
-

Copyright© 住宅営業マンの本音 , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.