ブラック業界

客「来週末は都合悪いです」住宅営業にとって"最も警戒しなければならない"台詞です

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大人になったら1週間なんてすぐ。1ヶ月もすぐ。
毎日同じことの繰り返しで時間は過ぎて行きます。

でも住宅営業にとっての1週間は物凄く重い。

仕事が…ではなくお客さんから1週空けられることが、です。

半端じゃない危機感を覚えるんです。

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客「来週末は都合悪いです」
営(つまり他メーカーとの打ち合わせか…)
が"普通"の業界

多くの方が住宅メーカーを検討する期間ってどのくらいか知ってますか?

だいたい1ヶ月~2ヶ月です。
案外サックリ決める人が多いんですよ。時間も限られているのでね。

なので期間を区切ってメーカーを回り、気になった複数のところからプランと見積りを作ってもらって検討する…というのが注文住宅購入のセオリーです。

つまり短い期間に打ち合わせを集中して入れているお客さんがほとんどです。

土日休みなどを使って回るので、見れる数も回数も限られています。
同じ日に2社3社と巡って早期に情報を集める人もいます。

そういった側面から、住宅メーカーの打ち合わせをお客さんが断る理由第1位は「他の住宅メーカーの打ち合わせ」です。

住宅営業マンはそれをチェックしているので、

営「来週土日はどうですか?」
客「来週の土曜は駄目だから…」

と言われた時点でと「他のメーカーの打ち合わせかな?」と考えています。コワイ。お客さんもだいたい「他のメーカーの打ち合わせがあるので」と正直には言いませんし。言ってくれる人もいますが、そういう人は素直に「正直で良い人だな」と思いますね。

土日とも埋まっていますと言われるとうーんって感じ。
2週連続で打ち合わせできたお客さんが「次の週埋まっているから2週間後で」と言ってきたのビビり方と言ったら半端じゃないものがありますね。

それくらい住宅メーカーにとっては「1週間空く」というのが大変恐ろしい状況です。他の職業とはこの1週間の重みが違います。

その時点でもうその人とは二度と会うことができない可能性すらありますからね。実際に本当に会えなくなるパターンも全然普通にあるんです。

だから警戒しすぎというわけではありません。
これが警戒しすぎではない業界なんです住宅は。

お客さんも一生に一度の大勝負をしようと思ってるので、とにかく真剣です。住宅というのは普段のその人ではあり得ないような側面も見えてくる金額の買物でしょう。

それでいてちゃんと現地に足を運んでしっか吟味して、家に帰っても悩みに悩んで。楽しいながらも体力も精神力もゴリゴリ削られる時間です。

そういう状況だからこそ、たった1回の打ち合わせで即決してしまったりします。ノリの良い営業マンにまんまと流されて「もう決めました」と言ってしまうことが起こるのです。

だから自分のメーカー以外のところの打ち合わせ(かもしれない)事情で次の土日が終了して行くというのは、住宅メーカーにとって恐怖以外の何物でもありません。たった1週で180度全く違う話になってしまうことが頻繁に起こるんです…。

具体的な情報を開示して良い信頼関係を

1週空けるお客さんには常に警戒しているのが住宅営業マン。
逆に言えば、それだけ密に顔を合わせているお客さんのことは心から信頼しています。このまま自分のメーカーに決めてくれるかもしれないと。まぁ現実はそう上手く行かないものですがね。

「私達は本当に空いた時間で巡っています」
「来週はプライベートな予定があります」

という時は、言える範囲で良いので具体的にその情報を伝えてあげると良いと思います。

全てのメーカーにそうしろというわけではないですが「ここはなんか良さそうだな」と思っているところには、信頼を込めて情報をオープンにしてあげると向こうも幾分か安心して仕事に臨めるでしょう。

あとはお客さんの「ここしか見ていません」はだいたい信用ならない(なんて嫌な業界)ので、本当に1社しか見ていない時なども、しっかり情報を伝えた方が誤解が少なくて済みますね。

住宅営業マンの1週間は重い。
お客さん側にとって有益な情報ではないかもしれませんが、これを知っておくことで契約前から営業マンと良好な関係を築けるかもしれません。

良い買い物には良いお客さんになることが1番だと思っています。
是非実践してみてください。

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